2019年 8月10日、11日
G-NET 全日本ハードエンデューロ選手権 第4戦 HIDAKA ROCKS
場所 北海道 日高町 採石場
天候
予選 曇り時々雨 コンディション ウエット
決勝 曇り コンディション 川 乾いたロック
マシン CRF300R
ライダー 中野誠也
チーム名 九州男塾 葛城組 JERRY`S MOTUL IRC 高石二輪レーシング
予選
フロントタイヤ IRC IX07S 空気圧0.8
リアタイヤ IRC IX09W 空気圧 0.7
フロントスプロケット 13T
リアスプロケット 49T
本戦
フロントタイヤ IRC IX09W GEKKOTA 空気圧0.8
リアタイヤ IRC IX09W GEKKOTA 空気圧 0.35
フロントスプロケット 12T
リアスプロケット 50T
エンジンオイル MOTUL 300VⅡ スクエア 10W/50
ギアオイル MOTUL 300VⅡ スクエア 10W/50
サスペンション リバルビング / セッティング JERRY`S
各カーボンガード類 JIMMY TEC
マシン製作/各チタンパーツ 大宮製作所
GAS 高石加工
ヘルメットラッピング SAMURAI FACTORY
ブーツリペア ミシュランソール MTXR
エントリー台数79台 内G-NETクラス26台
予選22位
決勝7位
2019年度G-NET戦 第4戦 北海道 日高町で開催された
HIDAKA ROCKSに参戦しました
今回のレースは二日間の日程で開催される形で
一日目は二種類の予選で、二日目に決勝レース
一日目に行われる二つの予選の合計タイムで
次の日の決勝のスタート順を決める形式でレースが開催されました。
第1の予選のアイアンロードは、かなり道幅の広いハイスピードダートトラックを
山の下から上まで一気に全開で駆け上がるタイムアタック方式のレース
バイクのセッティングもいつものハードセクションを走る時のマシンのセッティングとは大きく違っていて、
スプロケットやタイヤなどのセットアップがかなり重要なのは理解していたつもりだったんですが、
いざ予選がスタートしてみると
自分が考えていた以上にスプロケットのセッティングを大きく外してしまっていて、最高速が全く伸びずに21位。
実際に走ってみてあらためて北海道のスケールの大きさに気付かされた予選になってしまいました。
そして場所を移して第二の予選はエンデューロクロス方式のスーパーテスト
スキー場のゲレンデに特設されたショートコースでのタイムアタックでもタイムが振るわず
一つ順位を落としてしまい、予選総合は22位。
15台ずつスタートする決勝レースの2列目スタートが確定しました。
そして二日目の決勝レースは、場所を第一予選があった採石場に戻して
ロックや沢、川渡りがメインの、行ったきり ハードエンデューロ
全員がコース下見無し 一周だけの
一番先にゴールまでたどり着いたもん勝ちのルールでの戦い
スタートはエンジンを止めてフラッグが振られてからスタートする方式だったので
キックスタートの自分は2列目の中でもほぼ最後尾で
決勝レース ヘアスクランブルがスタートしました。
スタートしてすぐは落ち着いて走ることに集中して
セクションごとに失敗しているライダーを一人ずつ抜いていき
レースが進むにつれて少しずつ順位を上げることができ、
パイプラインのセクションに入るころには
トップを走る#3塾長を含め、そこで渋滞していた皆を一気に捕まえることが出来たんですが、
ちょっとの喜びもつかの間
トップの集団に追い付いた そこからのレースの展開は、割と一本ラインのセクションが多く
前を走る選手がアタックしている間は順番待ちして後ろで待機することが多くて
失敗している選手を目の前に見ながらも、ラインがなくて前に進めない状態が続く中
先に集団を抜けていく事に成功した選手だけがコースを進んでいく歯がゆい状況
後ろに付きながら じっとチャンスを伺ってライン探しに集中していたんですが、
前のライダーを邪魔せずに綺麗に抜き出れるラインは無くてじっと我慢。
その分人の失敗を見て自分のラインを決めながら走行出来たこともあって疲労は少なく、
前を走るライダーの様子を伺いながら、淡々とレースを進めていく事に集中しました。
次に集団が出来ていたのは(ヘルプあり)がOKになったドラゴンという名前のセクション。
自分がここに付いた時には、すでにもう先頭を走る#3塾長と#6泉谷の姿はなくて
3位から後ろの選手が順番待ちをしている状態でした。
ここのセクションは、侵入が岩でやらしくて途中はザクザク出口が立ってる難しいセクションで
皆が順番にアタックしても (ここのセクションのヘルプOKの位置)まで行けずに失敗して降りてきている間に、
#700木村君、#23大西君が侵入の石をどけて片付けてくれたおかげで ライダーがはけていき
ここのセクションを抜ける時には4位まで順位を上げる事が出来ました。
その後のセクションも淡々とこなして失敗する度に順位が入れ替わりながら
6位でレース終盤のダイナマイトのセクションへ
レース終盤に このセクションがあるという事を事前に聞いていた事もあって、
このあたりから先頭の#3塾長が先にドラゴンを抜け出ている状況に徐々に気持ちが焦りだし
しっかり前のライダーのラインを確認しながら前に進むことを怠ってしまい
#700木村君、#14泰佑君、#佐々木君と、4人で仲良く
主催者のあやとの罠に吸い込まれてV時の二本ラインの左側のラインをを選択。
4人ともが行き詰って前に進めなくなっている間に
右からのラインを選んだ、#69拓さん、#23大西君にかわされて先を越されてしまいました。
二人に右ラインからかわされて、慌てて4人仲良く右ラインに変更中の
とてもとても悲しいナイスショット
その後はダイナマイトを#23大西君の次に5位で抜け出し
ゴールへ続く 川のへりのロックキャンバーを抜けて最後のヒルクライムへと進みました。
そして最後の最後
自分自身ラストのヒルクライムはそれほど心配していなかったはずなのに
ここにきて疲れからアクセルをうまく繋げなくて痛恨のヒルクライムミス。
その瞬間に後ろから追いかけてきていた#482飯田さん、#700木村君、#77内嶋さんの3台に
立て続けに一気にまくられてしまい順位は8位に。
そのまま何とか復帰して、ゴール手前で失敗していた#77内嶋さんをもう一度かわして
最終7位でゴールのチェッカーを受けました。
完走出来たことが 嬉しいのはもちろんなのに
それ以上に、ゴールまでの過程とリザルトが悔しい結果になってしまった、第4戦のHIDAKAROCKS
スリルがたまらないハイスピードの予選にインパクトあるロックが永遠に続く決勝レース
広大なスケールがハードエンデューロの名前にふさわしい
色んな思い出深い最高の一戦になったので
また来年、今回の悔しさを良い経験に リベンジに日高に戻りたいと思っています。
これで現在の年間ランキングは総合9位。
次はいよいよ11月 最終戦のHINO HARD ENDURO
しっかりポイントを押さえて年間の固定ゼッケン奪取出来るように頑張りたいと思います
高石二輪レーシング
中野 誠也
今回レポートに使わせてもらった写真は、
G-NET公式カメラマンの伊井さん、IRCの飯塚さん、菅井さん、つかださんから
そのほかにも沢山の良い写真をありがとう御座いました!
HIDAKA ROCKS な皆さんお疲れさまでした