2018年 G-NET全日本ハードエンデューロ選手権 最終戦 HINO HARD ENDURO  レースレポート

平成30年 11月18日
G-NET 全日本ハードエンデューロ選手権  最終戦 HINO HARD ENDURO
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
場所 群馬県 日野オフロードカントリー
天候 晴れ   コンディション ドライ 腐葉土 沢 
マシン CRF300R
ライダー 中野誠也
チーム名 九州男塾 葛城組 JERRY`S MOTUL IRC 高石二輪レーシング
フロントタイヤ IRC IX07S 空気圧0.7  
リアタイヤ IRC VE33S GEKKOTA 空気圧 0.25
エンジンオイル MOTUL 300V OFFROAD 5/40w
ギアオイル MOTUL 300V OFFORAD 5/40w
サスペンション セッティング JERRY`S
各カーボンガード類 JIMMY TEC
マシン製作/各チタンパーツ 大宮製作所
サイレンサー加工 K-BRAIN
シート制作 北山シート
レースサポート GYANG PARTS
GAS 高石加工
エントリー台数46台 海外招待選手3名 
結果5位
G-NET戦の最終戦 群馬県にある日野カントリーオフロードランドで開催された
HINO HARD ENDURO に参戦しました。
前評判からもかなりハードな難しいコース設定と聞いていた事もあって
一年のシリーズ戦の中でも とても楽しみにしている一戦
さらに今回は台湾と中国からの招待選手3名も参加すると聞いていましたし
年間のポイントランキングも、今回の最終戦で上位に食い込むことが出来れば
固定シングルゼッケンに十分届く 11位にランクしていましたので
自分的にはかなり気合の入った一戦になりました。
レース当日は かなりの難易度のコース設定に、前予報で心配されていた雨も降らず
秋晴れの最高の気候の中での開催になりました。
日野でのスタートは去年同様、
固定ゼッケンから前に10台ずつ順番のキックスタート方式
自分のゼッケンは25番でしたので3列目からのスタートで、
フラッグの後すぐにキック一発でエンジンが掛からず 一瞬 焦りましたが
開き直って落ち着き、3列目の中でも最後尾から ゆっくりレースがスタートしました。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
そこから少しずつセクションごとに失敗していくライダーを抜き去り
6番セクションのドトキンキャンバーヒルに到着した時には
そこでかなりのライダーが渋滞していて
一列目のシングルゼッケンの面々もかなりのライダーがそこに捕まっていました。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
前日の夜にセットしなおしたリアスプロケットの丁数が
イメージ通りコースにバッチリはまっていた事もあって、マシンの手応えがかなり良く
ここのセクション位の斜度ならどこからでも上がれそうなイメージが出来ていたので
思い切った変則ラインからアタックで かなりのライダーを一気に抜き去り
このセクションを抜ける頃には8位まで順位をあげることが出来ました。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
その後8番のリクエストヒルでは前で失敗していた#6泉谷をかわして
#12 拓さん にヘルプしてもらって上手く抜け出せ 順位は7位に
さらにセクション後半の26番グンマーズヒルでは#25佐々木くんをかわして
6位で落ち着きレースが進んでいきました。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
周りの応援からも、前を走る#16藤田塾長が近くにいる事は解っていたので
出来るだけセクションで失敗しないように体力を温存する作戦で
どこかのセクションで絶対追いつく
その機会を狙いながらレースを進めました。
一周目のチェックの時にサポートについてくれた
ギャングパーツ小林からの伝言もあって
十分1周目のタイムを縮めて戻れる自信があったのですが
現実はそれほど甘くは無く、2周目の中盤頃からは
徐々に減っていく体力と荒れていくセクションで失敗が目立つようになってしまい
落ちるペースに合わせてどんどん時間が過ぎていきました。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
2周目も後半、残り時間も15分だ20分だと声を掛けてくれる中
29番セクションのMoto Hill で#16藤田塾長を捕えることが出来たのですが、
ここには台湾からの#101の招待選手も一周目で登れずに頑張っていて
自分が到着したその後にも 次から次へと、
一周目のライダー、自分と同じく2周目のライダー、色んなライダーが行き詰まり
寄ってたかってのアタックでかなり荒れ果て
ただでさえ難しいセクションが さらに難しくなってしまって 誰も登れなくなってしまっていました。
その中、3周目でトップを走る#1 ロッシさんが さっそうと一発クリア
次に僅かなタイム差で追いかける#4 礼人が同じく一発クリア
その後、自分と同一周回で競っていた
#39原さん に先を越されてしまい順位は6位に
それからすぐに自分も少しだけヘルプをもらい ここを抜け出すことが出来、
29番のキヨミズヒルを何とかスタック無のノーミスですんなり登頂して後を追いかけ
時間的にもギリギリなゴールを目指しましたが、
かなり疲れていた事もあって 難易度の低い32番ラスト4段ヒルでまさかのミス
ここでリカバリーしている隙に後ろから追いかけてきていた#33木村選手に抜き去られ
ゴール目前にして7位まで順位を落としてしまいました。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
もうこの時には順位の事は全く頭になく
目の前にはゴールで、残り時間は2~3分
ただ前を走る#33木村選手を捕まえたくて必死に追いかけ
今回のレースの大目玉、34番Finish hill を登ったもん勝ちのシチュエーション
何度か失敗しているうちに気付けば
まさかの先を走っていた#39番 原さん もここにいて
ゴールまで登れず 3台での登り合い
一番先に良い位置まで登り ヘルプしてもらっていた#33木村選手よりも
その次の自分のアタックで ほんの少し高い位置まで登る事ができ、先にヘルプをもらい、
時間ギリギリ1分前、5位でチェッカーを受けることが出来ました。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
今回の最終戦も第二戦の広島に続き、表彰台圏内に絡むことができ
体調、マシンの仕上がり、成績が少しずつ上を向いているのを実感できるレースになりました。
今年はシリーズ戦全戦参戦することが出来ず、
9番の佐々木くんと1ポイントの差で固定ゼッケンを逃してしまいましたが、
来シーズンも自分のやれる環境の中で思いっ切り 目一杯の勝負をして
レースを楽しみながら さらに上位を目指したいと思っていますので、
また来シーズンも応援よろしくお願い致します。
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
今回のレポートの写真は
OFF1.JP の ジャンキーさんと伊井さんから
WEB
OFF1.JP
チームIRC
2018 最終戦 HINO HARD ENDURO
改めて今年も一年間 応援ありがとう御座いました
高石二輪レーシング
中野 誠也
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